2021.10.23
Category : ウェルネス
モーニングアフターピル(緊急避妊薬)について知りましょう!
初潮を迎えた女性が性交渉をすると、妊娠の可能性を抱えることになります。
若い女性なら、やりたいことや、進みたい道もあるでしょう?
すでにお子さんをお持ちならファミリープランがあるでしょう?
妊娠する時期の決定や調節をする権利は、女性にもあります。
日本では意外と知られていない『モーニングアフターピル(緊急避妊薬)』。
モーニングピル、アフターピルと呼ぶこともありますが、まだまだ知名度が低いようです。
性交中の避妊に失敗したり、レイプや性犯罪の被害にあってしまったりなど、どうしても妊娠したくない時に効果的なピルです。
薬の作用でホルモンの働きを調節し、排卵前であれば排卵を防ぎ、排卵後であれば子宮内膜を薄くして着床をしにくくする仕組みです。
他に、生理不順・子宮内膜症などの治療に使用したり、性交渉前に服用しておくことで避妊対策ができる低容量ピル〈経口避妊ピル〉など、さまざまな種類のピルもありますが、唯一、性交後に服用するのが緊急避妊薬です。
(性交渉後72時間以内に服用・早ければ早いほど効果があると言われています。ただし完全ではないのでご注意を!)数日後に出血があれば、避妊成功(擬似生理)です。
体調や持病によっては服用できない場合もあるので、必ず医師の診断を受けることをお勧めします。
海外では、15歳から19歳のティーンには、無償提供や薬局での購入も可能な国もあるそう。(2021年9月現在フランスでは、女性のあらゆる避妊法において、無償を保証する法律が出来ました。)
私のお友達は、30年くらい前にイギリスに住んでいた頃、薬局で購入できた経験があったそうです。
日本でモーニングアフターピルが認可されたのはその数年後。
デリケートゾーン の化粧品もそうなのですが、女性に対する権利やケアは、海外の方が進んでいて、日本はつくづく後進国だなぁと考えさせられます。
日本は病院での診療(通常は問診程度)を経て、処方箋が必要ですが、薬局でも購入可能にするべきだ、との要望も上がっているようです。
最近では、オンライン診療で入手する方法もあります。
服用までに緊急を要するため、厚生省のホームページから検索できるようになっています。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186912_00002.html)
(厚生労働省のウェブサイトに掲載を希望した、緊急避妊にかかる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧)
彼のコンドームに頼るだけではなく、自分で避妊対策の方法を持っていたら心強いですよね。
ただし、彼にはコンドームを利用してもらうようにしましょう!
避妊効果だけでなく、性病の感染はコンドーム使用でなければ防げません。
避妊について、うやむやにしたりせずお互いに話せる関係が理想的ですね。
また、知識として、情報だけでも持っておけば損はありません。
避妊対策も日々進化しています。
赤ちゃんを授かるのは、尊いことのはず。
だけど、予定外の妊娠は避けたいもの。
胸を痛めるような悲しい出来事は、ノーサンキューです!
そして、できることなら、普段からかかりつけの婦人科を持っておくことをお勧めします。
ちょっとした生理不順やホルモンバランスからくる体調不良などの相談ができると安心です。
ルルドフェミリッチ は、デリケートゾーンの化粧品ブランドです。
あらゆる女性の健康と幸福をどんな時も祈っています。